システム開発 失敗しないために
(1)社内にプロジェクト体制を組む(2)何をやりたいのかを明確にする
(3)適切なベンダーを選定する
(4)システム化の意向をベンダーへハッキリと伝える
(5)ベンダーと協力しながらシステム化を進める
ユーザ企業がやるべきことを簡単に言ってしまえば以上です。
プロジェクトメンバーは、コンピュータに詳しくなくても良いのです。
まずは、意思決定権限を有する責任者です。
社長が最適。無理ならば、役員以上の方が適任です。
何故なら、本来システム化には基本的に業務改善が伴うからです。
意思決定できる方のいないプロジェクトは、本来のシステム化の目的を達成できない傾向にあります。
次に、プロジェクト・メンバーを統率するマネージャ。
計画立案・予算管理・進捗管理・外部委託先(ソフトハウス等のベンダー)との窓口等々、マネージメント業務が役割となります。
最後に、プロジェクト・メンバー。
業務の実態を適切に把握している現場の方です。
現場の事は現場の方が一番熟知しています。
経営者が捉える問題や課題とは異なる、現場だからこその問題や課題があるはずです。
現場を無視したシステム化は、使われないシステムを作るようなものです。
社内体制を整え、ベンダー依存症から脱却し、自社主導型によりプロジェクトを推進するようにしましょう。
また、経営戦略に基づいたシステム化戦略を企画・立案し、その計画に基づきシステム化を推進するようにしましょう。
そして、全て文面に取り纏め、ベンダーにやりやいことをハッキリと伝えるようにしましょう。
そうすれば、ベンダーも貴方の会社の業務内容や想いをしっかりと共有でき、成功への一歩へと繋がるのです。
最後に、プロジェクト構成員は、必ずシステム化を成功させるという強い信念を持つことです。
但し、プロジェクトが独裁的になってはいけません。常に、プロジェクトの状況を全社的にフィードバックし、皆の協力を仰ぐようにしましょう。
目に見えづらいデジタルの世界のプロジェクトであるからこそ、アナログな人間関係が成否を分かつ鍵となるのです。
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