これが業務委託契約書?

これが業務委託契約書?


つい先日、ある方から受けた相談です。

ホームページを立ち上げるため、ある会社にホームページ制作をお願いしようとしたそうです。

早速、その会社より見積書と契約書が送られてきたのですが、記載されている条項や文言が良く分からない。

システムの業務委託に詳しくない方は、良く分からないけど 『プロ』 の言う事だからと、直ぐに契約してしまうところでしょう。

しかし、何かピンと来ることがあったのか、見積書と契約書を精査して欲しいとの依頼でした。

そこで、見積書と契約書を拝見させていただきました。

第一条から始まり、第二条・・・・。 
読み進むうちに、思わず 『何ですか、これ?』 
と言ってしまうほどの内容でした。

端的に言えば、受託者側の権利だけに固執した契約書。(委託側を蔑ろにしたと言った方が正しいかも知れません)

例えば、 『乙は、甲の了解を得ることなく、本契約を変更することがある。』

業務委託契約にこの条文。思わず絶句!

呆れながらも最終条文まで読み終えて、最後は思わず笑ってしまいました。

当然、この契約は締結せず。


自分で分からなかったら、分かる人に見てもらえば済む事です。

面倒臭いでしょうが、契約書のチェックは怠りなくしましょう。

えげつない契約書に調印してしまったら、自分に付けが回ってくるだけです。

こちらもご覧ください

0 件のコメント:

コメントを投稿

システム設計書

システム設計書 システム開発における設計書。 名前の付け方、内容の記述の仕方、実はこれ、ベンダーによってまちまちなんです。 名前の付け方に関して言えば、外部設計書/内部設計書というベンダーもあれば、基本設計書/詳細設計書というベンダーもあります。 場合によっては...