追加費用は、どちらが負担すべきか(その1)
システム開発過程におけるシステム開発費の追加。
当初の契約額を超過する要因が発生してしまい、ベンダーがユーザへ追加請求する事を指していますが、この追加費用は全てユーザが負担するものなのでしょうか?
追加費用はどの様な場合に発生し、発生した費用はユーザとベンダーのどちらが負担すべきかを、要因ごとに考察してみたいと思います。
今回は、第1回目として、『ユーザ側の検討不足』 を取り上げてみたいと思います。
これは、ユーザ側が何の為に、どの様なシステムが必要なのかなど、システム化を十分に検討せず、要件があやふやな状況でベンダーにシステムを発注してしまうケースです。
ユーザ側としては、システム開発のことは良く分からないのでベンダーに全てを任せてしまえば安心、との裏付けのない根拠?に基づいて、システム開発の全てをベンダーに丸投げしてしまえば楽ですから。
でも、ちょっと待ってください。